2011年8月の旅(3日目 その6)

三内温泉を堪能した後は、「3夜連続寝台列車だけの旅」の最後を飾る「急行はまなす」に乗り込みます。

この日はお盆ということもあり、12両というかなり長大な編成でした。
しかもほぼ満席ということで、なかなかの盛況です。

車両はどれも30年以上前のものなのでくたびれていますが、なんとか末永く運行してもらいたいものです。

この日乗車した車両は「増21号車」。
JR北海道は車両を増結するときにはこういった大きな番号をつけるのが特徴的です。

乗車時間が短めなので、さっさと眠りにつきました。

翌朝は定刻通り札幌に到着しました。
いよいよ北海道です!

2011年8月の旅(3日目 その4)

龍飛崎からは津軽半島を南下して、青森市を目指します。
そのまま戻るのは面白くないので、当然寄り道をしながら戻ります。

まずは、十三湖に立ち寄りました。
十三湖はしじみが有名で、津軽民謡のひとつ「十三の砂山」で唄われたところです。

立ち寄ったのが食事には中途半端な時間だったので、しじみ料理はパスしてしまいましたが、次回は是非味わってみたいと思います。

この後、津軽平野の水田を見ながら車を走らせやってきたのが五所川原です。
五所川原で一度見てみたかったのが「立佞武多(たちねぷた)」です。

青森市のねぶたや弘前市のねぷたは横幅が大きいのですが、ここ五所川原の立佞武多はその名の通り縦方向の大きさが半端ありません。高さはなんと22m!だそうです。

とにかくすごい迫力です。

立佞武多は毎年1台ずつ制作され、合計3台の立佞武多が8月4日~8日の間五所川原市内を練り歩くそうです。
これだけ巨大な立佞武多を人力で動かすのだからものすごいですよね。

一度は祭りの期間に練り歩く立佞武多を見てみたいと思いました。

2011年8月の旅(3日目 その3)

平舘不老ふ死温泉で温まった後は、津軽半島の先端である竜飛崎を目指します。
竜飛崎は10年くらい前に竜飛海底駅からケーブルカーに乗って来て以来なので、非常に久しぶりです。

この日は紫陽花が沢山咲いていて、なかなか見応えがありました。
関東に住んでいると、紫陽花は梅雨の時期が見頃というイメージがありましたが、この辺ではお盆の時期が見頃なのですね。

竜飛崎といえば「階段国道」も有名ですよね。

というわけで、階段国道を往復してきました。
階段国道も紫陽花がきれいで、気持ちよく歩くことができました。

2011年8月の旅(2日目 その5)

六甲おとめ塚温泉でさっぱりした後は「特急日本海」に乗車します。

「特急日本海」は昔ながらのブルートレインで、個室寝台車は連結されていませんし、食堂車や車内販売の類もありません。
このような状況ですから不人気なのかと思いきや、関西と東北の日本海側の間の交通は結構不便なため、需要は今でもそれなりにあるようです。実際、この日も満席でした。

この日は2段式のB寝台車の下段の席でした。

一晩ぐっすり眠った後、弘前駅で下車します。

弘前駅には小型のねぷたが飾ってありました。
(弘前では「ねぶた」ではなく「ねぷた」と言うそうです。)

2011年8月の旅(2日目 その3)

ここまで鉄道ネタ全開といったところですが、もう少しご容赦ください。
今後青森、北海道と進むにつれ一般的な(?)内容になる予定です。
(最後は再び鉄道ネタですが・・・。)

せっかく京都に来たのなら、一度行ってみたい場所がありました。
そこは「梅小路蒸気機関車館」です。

ここは旧梅小路機関区に18両もの蒸気機関車が保存されている博物館で、一部は動態保存されています。
この日は、8620型蒸気機関車が運転されていました。

また、お召し列車の企画展に合わせた特別仕様の蒸気機関車(C51型、C58型)が、日の丸を掲げて展示されていました。

しかし、なんといっても一番魅力的なのはC62ではないでしょうか。
北海道で「急行ニセコ」を牽引したC62の2号機が機関庫から出された状態で展示されていました。

2011年8月の旅(2日目 その2)

嵐山を散策した後は保津峡を見たいと言うことで、嵯峨野観光鉄道 に乗りました。

嵯峨野観光鉄道は山陰本線の旧線を走るトロッコ列車で、保津峡の景色をたっぷり楽しむことができます。

ラフティングを楽しんでいる人も多くいました。
ラフティングというと、個人的にはニセコのイメージが強いですが、保津川でも盛んなんですね。いつか体験してみたいものです。

2011年8月の旅(2日目 その1)

「急行きたぐに」で大阪に着いたのは朝7時前。
乗車予定の「特急日本海」が発車する時間までは、10時間以上あります。

せっかくなので、軽く観光ということで阪急電車で京都の嵐山に向かいました。

嵐山に行くのは中学時代の修学旅行以来なので、えらい久しぶりです。
朝なので人もあまり多くなく、のんびり風情を楽しむことができました。

天龍寺には蓮の花が咲いていました。

2011年8月の旅(1日目)

上越新幹線で長岡駅に降り立ち、待合室で「急行きたぐに」を待ちます。
お盆の時期なのでお客さんも多くおり、盛況です。

待つことしばし、今宵の宿(?)の「急行きたぐに」が到着します。

「きたぐに」の寝台車は、日本では最後の存在となった3段式のベッドが並んでいます。

今回乗車したのは下段で、高さはさすがに低いですが、横幅は結構広くて寝てしまえば結構快適に過ごすことができました。


しげ (2011年08月21日 20時26分)
乗り鉄??
凄い行程ですね。レポート楽しみにしています。
熊谷市在住の しげ

情報システム部(2011年08月21日 20時54分)
乗り鉄と言われれば、そうでしょうね。
今回乗った列車は、関東に住んでいるとなかなか乗りづらいので、こんな変な行程になりました。

よろしくお願いします。


2011年8月の旅(概要)

昨日、お盆休みを活用した旅から帰ってきました。
とりあえず、当面はこの旅の記録をアップしていきたいと思います。

今回の旅も北海道が目的地なのですが、その行程が変(というかマニアック)です。

1日目
自宅 – 大宮 – (上越新幹線) – 長岡 – (急行きたぐに) – 車中泊

2日目
– (急行きたぐに) – 大阪 – (阪急) – 京都 – (阪急、阪神) – 六甲おとめ塚温泉 – (阪神) – 大阪 – (特急日本海) – 車中泊

3日目
– (特急日本海) – 弘前 – 新屋温泉 – 平舘不老不死温泉 – 竜飛崎 – 十三湖 – 五所川原 – 三内温泉 – 新青森 – 青森 – (急行はまなす) – 車中泊

4日目
– (急行はまなす) – 札幌 – 滝川 – 北竜町「ひまわりの里」- 深川 – 旭川 – 朱鞠内 – 羽幌 – 豊富温泉泊

5日目
豊富温泉 – サロベツ原野 – ノシャップ岬 – 宗谷岬 – 神威岬 – トロッコ王国 – 智恵文 – 士別 – 上川 – 大雪高原温泉泊

6日目
大雪高原温泉 – 沼めぐり – 三国峠 – ぬかびらユース泊

7日目
ぬかびらユース – 十勝三股 – 上川 – 旭川 – 札幌 – (トワイライトエクスプレス) – 車中泊

8日目
– (トワイライトエクスプレス) – 大阪 – 京都 – (東海道新幹線) – 東京 – 自宅

そうです。やたら車中泊が多いうえ、やたら遠回りです。
今回は、残り少なくなった寝台列車の旅を満喫したいなという思いから、こんな旅程になりました。
特に前半は「3夜連続寝台列車の旅」となりましたが、寝台車なので「水曜どうでしょう」の「3夜連続深夜バスだけの旅」のようにヤラれる(笑)ことはありませんでした。

次回からは、この旅の詳細について書いていきたいと思います。