トワイライトエクスプレス③(2011年8月の旅(8日目))

トワイライトエクスプレスでの一夜はよく眠ることができました。
長かったこの旅も、いよいよ最終日です。

列車は日本海や立山連峰を眺めながらひたすら大阪を目指します。

前日は食堂車で豪華なディナーを楽しみましたが、せっかくなので朝食も食堂車でいただくことにしました。
洋食と和食を選択できますが、今回は洋食にしてみました。
朝からなかなかしっかりとした食事ですが、やはり美味しいので問題なく完食しました。

敦賀では機関車の交換のため小休止です。

敦賀を過ぎ、琵琶湖まで来ると、終点大阪はもうすぐです。

列車は定刻通りに大阪に着きました。これで、今回の旅は終了です。

寝台列車に乗りまくる旅でしたが、本当に楽しむことができました。
寝台列車は時間もお金もかかりますが、他にはない独特の味わいがあると思います。
ここ数年、毎年のように寝台列車が廃止になっており、予断を許さない状態となっています。
今のうちに、寝台列車の旅を味わってみてはいかがでしょうか。


せんべぇ (2011年11月03日 23時25分)
旅行記、楽しく読みました。
俺も久しぶりに、こんな時間に余裕のある旅行がしたいです。

情報システム部(2011年11月05日 00時23分)
「出張」と称して1週間くらい出かけてみるのはどうでしょうか。(笑)

実は、さきほど出張から帰ってきたのですが、合間の休日である11月3日を利用して高知まで行ってきました。
(それ以外の日はちゃんと仕事しましたよ。念のため。)

近いうちにこちらの様子も書きたいと思います。


トワイライトエクスプレス②(2011年8月の旅(7日目 その3))

トワイライトエクスプレスの旅の楽しみの一つは、今や貴重な存在となってしまった食堂車での食事でしょう。
北海道の美しい車窓を眺めながらの食事は、なかなか味わえない経験だと思います。

今回は、一念発起してフランス料理のフルコースにチャレンジしてみました。
一人旅でフランス料理のディナーというちょっと勇気のいる行動でしたが、なかなか美味しかったので良い思い出になりました。

食卓の様子です。
「これからディナーが始まるぞ!」というムードが満点です。(笑)
ウェイターさんから飲み物の注文を聞かれたので、下戸なのに思わずおすすめのシャンパンを注文してしまいました。なかなか美味しかったです。

さて、フルコースの内容なのですが、フランス料理についていろいろウンチクを語るほど詳しくはないので、とりあえずメニューとその写真だけご紹介しておきます。(酔いのせいか、ピンボケ気味ですがご容赦ください。)
味はもちろん最高でした。

縞鰺のミ・キュイ 生姜と香草風味のポタジェール

むらさきいもの冷製スープ

サン・ピエールの蒸し煮 プロヴァンス風

牛フィレ肉のステーキ ジロール茸のソテーと新北あかりのクロケット

トンカ豆のアイスクリームとマスカルポーネのオレンジ風味クリーム メレンゲのドーム仕立て

コーヒー

豪華な食事を堪能すると早々と眠気が襲ってきたので、ベッドメイクを済ませて就寝です。

トワイライトエクスプレス①(2011年8月の旅(7日目 その2))

ぬかびらを出た後、三国峠、上川、旭川を経て札幌まで出てきました。
その理由は、トワイライトエクスプレスに乗車するためです。

旅も終盤に近づくと寂しい気分になるものですが、今回ばかりは逆に胸が高鳴ります。
今回乗車する車両はシングルツインというB個室寝台車です。
通路もちょっと重厚なムードです。

部屋の中はこんな感じです。
決して広くはありませんが、落ち着いた雰囲気なのでゆったりとした時間を過ごすことができました。

トワイライトエクスプレスは札幌を定刻に出発すると、牧場や、噴火湾の車窓を楽しみながら、大阪に向けて順調に走行していきます。

2011年8月の旅(7日目 その1)

大雪高原温泉の沼巡りでちょっと肝を冷やした後は、ぬかびらユースに泊まりました。

この日はユースの情報システム部長らしい仕事をさせていただきましたが、そのような時でも幌加温泉ツアーだけは欠かせません。おかげさまで、この日も気持ちの良い一夜を過ごさせてもらいました。

明けて翌日、ちょうどバルーンフェスティバルの開催日ということで、早起きして会場まで出かけてみました。
しかし、この日の天気は濃霧・・・。
上士幌の町まで下りれば霧も晴れてくれるのではないかという淡い期待は打ち砕かれ、会場はこんな感じでした。

残念ですが、次の機会までの宿題ということにしてあきらめました。

ユースをチェックアウトした後、国道273号を北上しましたが、天気はどんどん回復して十勝三股では好天に恵まれました。あまりにも気持ちが良いので、時が経つのを忘れてまったりとしていました。

2011年8月の旅(6日目)

相変わらず更新のペースが鈍い本ブログです。
小学生の頃、夏休みの宿題の日記を8月31日にまとめて1ヶ月分書くような荒技をやっていた人間なので、どうかご容赦ください。(成長してませんね・・・。)

さて、大雪高原温泉で温泉を満喫した後は、せっかくなので沼巡りコースを歩いてきました。
当日はまだ8月だったので、当然紅葉は始まっていません。
ですので、歩いている人もごく僅かで、のんびりと歩くことができました。

紅葉の名所、緑沼もこのときはその名の通り緑色の木々に囲まれていました。

この日は高原沼まで行くことができました。
高原沼にはまだ雪が残っていて、肌寒かったです。
この旅で立ち寄った京都や大阪がかなり暑かったので、あまりの気温差に少々風邪気味になってしまいました。

このような感じで気分良く下山していたのですが、緑沼付近にさしかかったところでなにやら「ガサガサ、バキバキ」という音が聞こえてきました。

誰かいるのかなと思いましたが、人影はありません。
「まさか、熊!?」
確証はありませんが、気味が悪いので熊鈴をジャンジャン鳴らしながら大急ぎで下山しました。

トロッコ王国(2011年8月の旅(5日目 その3))

オホーツク海側を枝幸まで南下した後、内陸部へ進路を変えて目指すは仁宇布にあるトロッコ王国です。

トロッコ王国はかつて「日本一の赤字ローカル線」として知られた国鉄美幸線の廃線跡を利用した施設で、トロッコで廃線跡を走ることができます。

走行距離は以外と長く、スピードもそれなりに出るので、なかなか爽快で面白いです。

トロッコ王国のある仁宇布駅跡には、このようなものもあります。

サハネ581型寝台電車です。

これは、この旅の初日に乗車した急行「きたぐに」で使用されている583系電車のうちの1両で、国鉄末期に改造用の種車として北海道にやってきた車両です。

この車両を承継したJR北海道においては、1度も使用されることはなく廃車になってしまい、その後こちらに引き取られてきたそうです。

車内は思ったよりはきれいな状態に保たれていました。

2011年8月の旅(5日目 その2)

オロロンラインを北上して、稚内まで来ました。
稚内桟橋駅の跡である防波ドームに立ち寄ります。

ここは稚内と樺太(サハリン)を結んでいた稚泊航路が発着していた場所ですが、終戦直後には樺太から引き上げてくる人で溢れて大変なことになっていたそうです。今ではきれいに整備されて当時の様子をうかがい知ることは困難です。

稚内の後は宗谷岬です。
この日はサハリンがうっすらと見えました。

ここからはオホーツク海沿いを南下して、枝幸まで行きます。
その途中で立ち寄ったのが神威岬です。

神威岬はアイヌの人々が「神霊の宿る地」として敬っていた土地で、確かにどこか神秘的な感じがします。
また、日高山脈がオホーツク海側へと沈む最北端ということだそうです。襟裳岬から神威岬までを旅してみるのも面白いかもしれませんね。

2011年8月の旅(5日目 その1)

この日はようやく気持ちの良い好天に恵まれました。なので、予定よりもやや早めに出発です。
まずはサロベツ原生花園に立ち寄りました。

花のピークはとうに過ぎてしまいましたが、遠くに見える利尻との組み合わせはやはりきれいです。

幌延ビジターセンターの近くにある展望台に上ってみました。
北海道らしい風景が広がります。

前日は雨でイマイチだったオロロンラインも最高で、とても気持ちの良いドライブでした。

海辺から見る利尻も雄大です。

朱鞠内(2011年8月の旅(4日目 その2))

北竜町のひまわりの後はこの日の宿である豊富温泉に向けて北上するわけですが、ただ北上するのではつまらないので寄り道をしてみました。

というわけで立ち寄ったのが朱鞠内。
JR深名線が廃止されてからもう16年ほど経ちますが、すっかり様変わりしていました。

深名線が廃止された年である1995年の冬に訪れたときの様子を少しご紹介します。
駅前の様子はこんな感じでした。

当時の深名線を乗り通そうとすると、ここ朱鞠内で長時間の待ち合わせになることが多かったので、自分も長い間待っていた記憶があります。

ホームには名寄行きの列車が出発を待っていますが、発車時刻はまだまだ先です。

反対側の列車がようやく来たので、いよいよ出発です。

乗車した当時は廃止になる半年くらい前だったと思いますが、お別れ乗車風の人はまだ少なく、のんびりとしたムードでした。

2011年8月の旅(4日目 その1)

長い長い回り道をしてようやく北海道にたどり着きましたが、その日の天気は残念ながら雨。
しかも時間が経つにつれ降り方は強くなっていく一方・・・。

そんな状況の中、結構迷ったあげくやってきたのが北竜町のひまわりの里です。

天気は最悪ですが、向日葵は満開で非常に見応えがあります。

夏晴れの中で見たら、さらに素晴らしいのだろうなと想像しながら楽しみました。