北海道で見た風景 (前編)

前回の記事のとおり、お盆休みに北海道に出かけてきました。今回の記事では、この旅で見かけた風景をご紹介します。

フェリーで苫小牧に上陸して、その日のうちに帯広まで行きました。
翌日、はじめに立ち寄ったのが、十勝牧場のシラカバ並木です。この日は曇りがちでしたが、十勝らしい風景を楽しむことができました。

その日は士幌駅跡、然別湖、タウシュベツなどに立ち寄り、ぬかびらユースに宿泊しました。

翌日は三国峠を越え、浮島湿原に出かけてみました。
浮島湿原には初めて訪れましたが、車で手軽に行けるのに静かでとても良いところでした。

その後、宿泊地である旭岳温泉に移動し、時間に余裕があったのでロープウェーで姿見の池周辺を散策しました。山頂の方はガスっていて見ることができませんでしたが、散策路周辺の景色は楽しむことができました。

一晩明けると、道路からですが山頂を拝むことができました。


naka_fzx750 (2013年08月26日 10時49分)
写真をありがとうございます

4枚目の写真の場所を、ヒミツとは思いますが、後で教えてください~~

情報システム部(2013年08月27日 01時44分)
ヒミツではありませんよ。
4枚目の写真は、5枚目の写真を撮ったタウシュベツ展望台に向かう途中にある、士幌線の廃線跡の写真です。

昭和30年のダム工事(糠平湖)によってタウシュベツを含む旧線が水没した後に、新線として建設されたルートの名残です。
こちらのルートも昭和53年のバス代行化によって、列車は走らなくなりました。


弾丸ツアーぬかびら編

この週末、また北海道への弾丸ツアーを決行しました。
今回は、ぬかびらユースのイベント「夜のめがね橋ツアー」「然別湖ツアー」を楽しもうという趣向です。

朝一の飛行機で帯広に着き、豚丼や六花亭のおやつを食べました。
それでもまだ時間があるので、帯広駅近くの温泉銭湯「たぬきの里」でまったりと過ごしました。

たぬきの里には貸し切り風呂があるので、今回はそちらを利用しました。
こぢんまりとした湯船ですが、良質なモール泉がこれでもかといわんばかりにドバドバ掛け流されています。
脱衣所に浸水するのではないかと心配になるくらいのオーバーフローっぷりです。
当然お湯の鮮度は抜群で、最高の湯浴みとなりました。

夕方にぬかびらユースに移動し、夜はお待ちかねの「夜のめがね橋ツアー」です。
真冬の夜中に糠平湖を横断してタウシュベツ川橋梁まで行くという大変酔狂な(笑)ツアーですが、かなり良かったです。
この日は風が吹いておらず天気も良かったので、気温が低い割には寒くてつらいと言うことはありませんでした。
星空も大変綺麗で、星空の下にそびえるタウシュベツはどこか幻想的で美しかったです。

翌日は然別湖周辺でスノーシューや然別湖コタンを楽しむツアーに参加しました。
まずは然別湖手前の白樺峠からスノーシューで駒止湖の周辺を散策します。
この日は大変天気が良く、気持ちの良い散策でした。

お昼はこの散策の途中でいただいたのですが、結構しっかりした食事(ホットコーヒー、味噌煮込みうどん、ガイドさん手作りのパウンドケーキ、ホットミルクティー)だったのでちょっと驚きました。とても美味しく、しかも温まるのでありがたかったです。

その後、最終目的地である然別湖で然別湖コタンを楽しみました。
氷のチャペルなど凝った作りでなかなか良かったです。

氷で作られた建物ももちろん良かったのですが、やはりここに来たら氷上露天風呂でしょう。
然別湖の上で楽しむ上質のお湯。まさに最高級の温泉といえるのではないでしょうか。
あまりに気持ちいいので、滞在時間のほとんどを入浴に費やしました。(笑)

1泊2日と大変短い時間でしたが、非常に濃密で楽しい時間を過ごすことができました。ありがとうございました。


みぃーちゃん (2013年02月18日 13時36分)
これだけのために北海道まで出かけれること大変羨ましいです

情報システム部(2013年02月18日 23時53分)
金銭的には痛いですが、なかなか有給休暇が取れないのでおもいきって出かけてしまいました。

流氷を見てきました

この週末を利用して、今年も流氷見物に行ってきました。

金曜日から吹き始めた強い南風のため、土曜日は流氷が沖に離れてしまいましたが、昼過ぎに風向きが変わってくれたので夕方にはだいぶ戻ってきました。

日曜日は、前日とは一転して非常に寒い一日でしたが、知床半島ではどこもビッシリと接岸していて、流氷をじっくり楽しむことができました。

九州の旅 その3

人吉から鹿児島方面に少し進むと、ループ線とスイッチバックで有名な大畑駅があります。今回は残念ながら列車に乗って来ることはできませんでしたが、せっかくなので立ち寄ることにしました。

大畑駅は風情のある木造駅舎で、非常に趣があります。
列車のない時間帯なので人気もなく、タイムスリップしたような感覚になります。

駅舎の中は、幸福駅や北浜駅のように名刺などが沢山張られていました。

使われなくなった給水塔もいいムードです。

看板類にも非日常感を感じられます。

九州の旅 その1

大変久しぶりの更新です。
夏以降忙しい日々を過ごしていますが、そんな中でも暇を見つけては出かけていました。夏休みにも旅行をしたのですが、その前に直近の旅行についてご紹介したいと思います。

11月の3連休を利用して九州に出かけてきました。
今回のメインターゲットは鹿児島県です。
鹿児島に行くのはなんと14年ぶりなので、初めて行くところのような新鮮な気持ちで楽しめました。

鹿児島に行くので鹿児島空港からといきたかったのですが、予約の関係で熊本空港からのスタートとなりました。
高速道路で直行するのもつまらないので、球磨川沿いに進むことにしました。
この日はあいにくの天気でしたが、山間に流れる球磨川を見ながらのドライブは案外楽しめました。

途中で球泉洞に寄ってみました。
鍾乳洞を見学するのは久しぶりでしたが、なかなか見応えがありました。

入り口付近の道路からは、球磨川の風景が望めました。

出雲・石見の旅 その3

久しぶりの更新です。
出雲・石見の旅の後も、旅行強化月間というわけではないのですがあちこち出かけていて、更新が滞ってしましました。そちらの記録についても後ほど公開したいと思っています。

さて、出雲・石見の旅の続きです。
三瓶温泉でまったりとした一夜を過ごした後は、近くの石見銀山に立ち寄ってみました。石見銀山は2007年に世界遺産に指定された鉱山遺跡です。16世紀から17世紀の全盛期には、世界の銀の流通量の3分の1を占めるくらい隆盛を誇ったそうです。

石見銀山へのアクセスは、石見銀山世界遺産センターの駐車場に車を駐めて、シャトルバスで麓の街まで行きます。(紅葉の時期の大雪高原温泉や銀泉台と同じような方式です。)また、石見銀山世界遺産センターでは石見銀山の歴史を詳しく知ることができ、写真のような銀貨のレプリカを見ることもできます。

麓の街からは、龍源寺間歩という実際の坑道の跡をレンタサイクルで目指します。緑豊かなのどかな道を、のんびりと進みます。

龍源寺間歩は江戸時代の中頃に開発されたそうで、内部は当時のノミの跡がそのまま残っています。内部は非常に涼しく(むしろ寒いくらい)、あまりの温度差に風邪をひきそうになりました。

龍源寺間歩を出ると再び真夏の熱い日差しに晒されてちょっと疲れたので、お茶屋さんでサイダーを飲んで一休みしました。

レンタサイクルの発着場のあたりも写真のようにのどかな風景で、癒やされました。

今回はそれほど時間がとれなくてゆっくり見学できませんでしたが、当時の時代背景などを勉強してから再訪してみたいなと思いました。

出雲・石見の旅 その1

サンライズ出雲号に乗って、島根県を旅してきました。

島根県は、以前奥出雲おろち号に乗ったときに訪れた程度で、まともに観光したことが無かったのでとても新鮮でした。ですので、今回は島根の旅のモデルコース的な比較的ベタな観光をしてきました。

乗車したサンライズ出雲は、出雲市駅に1時間ほど遅れて到着しました。途中の浜松駅付近で線路に人が立ち入ったために遅れたそうです。サンライズ出雲に乗ることが今回の旅の大きな目的の一つなので、より長い時間乗れてラッキー(?)でした。

出雲市を訪れるのは初めてなので、まずは出雲大社を目指します。

参道を歩いていると、なぜか身が引き締まってきます。

出雲大社の本殿は現在改修工事中とのことで、残念ながら参拝できませんでしたが、神様はこちらの御仮殿に移られているそうで、参拝はこちらで行いました。

出雲大社の後は、鉄道好きとしては見逃せない大社駅跡を見てきました。大社駅はJR大社線が廃線になる1990年まで使用されていた駅で、出雲大社を模して作られた非常に立派な駅舎が特徴です。現在は国の重要文化財に指定されています。

駅の中には、往年の賑わいを写した写真が表紙になっている時刻表が展示されていました。

北京へ行ってきました

水曜日から金曜日まで中国の北京に出張してきました。中国に行くのは初めてだったので、大変新鮮な体験ができました。

まず驚いたのが、道路の交通事情です。とにかく全体的に運転が荒っぽいです。クラクションもバンバン鳴っていました。歩行者や自転車なども車道を悠然と横切っていきます。自分が北京で運転したら、確実に人を轢く自信があります。(笑)

町中の様子です。横断歩道は赤信号ですが、そんなのはお構いなしです。(汗)

北京の街は近代的なビルが建ち並んでいて、さすが中国の首都だと思わせますが、少し外れると昔ながらの風景が見られるのも面白いです。

今回は仕事での出張なので、当然ながら期間のほとんどは先方との打ち合わせでしたが、最終日に少し時間に余裕ができたので、世界遺産である「天壇」を観光してきました。

天壇は、明から清の時代の皇帝が天に祈りを捧げた宗教的な場所で、1998年に世界遺産に指定されています。現在は、史跡全体が非常に大きな公園として整備されており、多くの観光客で賑わっています。

圜丘壇という天を祭るための儀式を行う場所では、観光客が代わる代わる祈りのポーズをして記念撮影していました。

皇帝が祈りを捧げたという祈年殿です。
北京のシンボル的な建造物の一つだそうで、大変美しい作りとなっています。

食事も大変美味しかったですし、異国ならではの経験もできたので、大変良い時間を過ごせました。

北東北冬の旅 (その8)

旅の最終日は、花巻市内を巡りました。
まずは、台温泉へ。

台温泉は、大きなホテルの建ち並ぶ花巻温泉の元湯で、どこか鄙びたムードが味わい深い温泉街です。

懐かしいホーローの看板もありました。

入浴したのは、公衆浴場の精華の湯です。泉質は、含硫黄-ナトリウム-硫酸塩・硫化物泉(塩化水素型)で、ほのかな硫黄臭のする熱いお湯が掛け流されています。こぢんまりとしたお風呂ですが、この日は平日のせいか人も少なくのんびりと楽しむことができました。

次は、宮沢賢治記念館です。
ここは、宮沢賢治の生涯と作品、その世界観をイメージした展示となっています。
宮沢賢治というと詩人や作家としてのイメージが強いですが、地質学者や教師でもあり、その世界観はとても深く広いという印象でした。

帰りは、奮発して東北新幹線のグランクラスにしました。
大変乗り心地が良く、旅の最後にふさわしい締めくくりとなりました。


風の谷のまめこ (2012年05月24日 12時20分)
東北新幹線すごい!!
ライト??付き??

情報システム部(2012年05月24日 23時34分)
はい、読書灯がついています。
シートもゆったりとしていて、あっという間に時間が過ぎました。

北東北冬の旅 (その6)

岩木山の麓、嶽温泉を楽しんだ後は、五所川原市の金木を目指しました。
金木は太宰治の生誕地として有名で、また津軽三味線発祥の地としても知られています。

まずは、弘前駅から五能線に乗って五所川原駅を目指します。

五所川原からは津軽鉄道に乗り換えて金木まで行きます。
津軽鉄道の五所川原駅の駅舎は、かなりレトロでタイムスリップしたような感覚になります。

金木では、まず津軽三味線会館を訪れました。ここでは、津軽三味線の生演奏を楽しむことができます。生で聞く津軽三味線は大変味わい深く、心地よいです。生の津軽三味線を聞くまでは、民謡や(いわゆる)純邦楽にはあまり興味が無かったのですが、最近は津軽三味線のCDを購入して聴くぐらいはまっています。津軽三味線の音色には、日本人のアイデンティティを刺激する何かがあるような気がしています。

次は、太宰治の生家斜陽館です。

こちらは、太宰治の作品や生涯に関する展示と、生家である斜陽館内部の各部屋をガイドさんの案内付きで丹念に見ることができます。どの部屋も大変作りが凝っていて、当時の津島家の裕福さがよくわかる内装でした。

金木からの帰りは、ストーブ列車に乗車します。
ストーブ列車は旧国鉄から払い下げられた旧型客車にダルマストーブを設置したもので、もともと一般のお客さん用に使われていましたが、今では観光列車として全国から旅行者が訪れる名物になりました。

ストーブ列車はこの日も盛況で、いいムードでした。
今後も末永く走り続けてほしいものです。