北東北冬の旅 (その6)

岩木山の麓、嶽温泉を楽しんだ後は、五所川原市の金木を目指しました。
金木は太宰治の生誕地として有名で、また津軽三味線発祥の地としても知られています。

まずは、弘前駅から五能線に乗って五所川原駅を目指します。

五所川原からは津軽鉄道に乗り換えて金木まで行きます。
津軽鉄道の五所川原駅の駅舎は、かなりレトロでタイムスリップしたような感覚になります。

金木では、まず津軽三味線会館を訪れました。ここでは、津軽三味線の生演奏を楽しむことができます。生で聞く津軽三味線は大変味わい深く、心地よいです。生の津軽三味線を聞くまでは、民謡や(いわゆる)純邦楽にはあまり興味が無かったのですが、最近は津軽三味線のCDを購入して聴くぐらいはまっています。津軽三味線の音色には、日本人のアイデンティティを刺激する何かがあるような気がしています。

次は、太宰治の生家斜陽館です。

こちらは、太宰治の作品や生涯に関する展示と、生家である斜陽館内部の各部屋をガイドさんの案内付きで丹念に見ることができます。どの部屋も大変作りが凝っていて、当時の津島家の裕福さがよくわかる内装でした。

金木からの帰りは、ストーブ列車に乗車します。
ストーブ列車は旧国鉄から払い下げられた旧型客車にダルマストーブを設置したもので、もともと一般のお客さん用に使われていましたが、今では観光列車として全国から旅行者が訪れる名物になりました。

ストーブ列車はこの日も盛況で、いいムードでした。
今後も末永く走り続けてほしいものです。

百沢温泉 / 嶽温泉 (北東北冬の旅 (その5))

2ヶ月ぶりの更新です。
今更な内容ですが、冬の旅の続きです。

酸ヶ湯温泉を出発して、埼玉屋食堂で昼食を済ませた後向かったのは、弘前です。

弘前市には多くの温泉があるのですが、今回はバスで嶽温泉方面を目指しました。
時間に余裕があるので、途中の百沢温泉に立ち寄ります。

今回立ち寄ったのは、その名も「(株)百沢温泉」です。
そうです、株式会社です。(笑)

もちろん、オフィスではなく、素晴らしい温泉を楽しむことができます。
泉質はナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩・塩化物泉で、緑がかった濁り湯がドバドバと掛け流されています。温度はやや熱めで塩化物系なので、かなり温まります。湯上がりにバス停で待っている間も、冬の青森なのに体がポカポカしていました。

この日の泊まりは、嶽温泉の小島旅館さんです。

こちらは、ヒバ作りの浴槽に白濁した硫黄泉が掛け流されています。
こちらも大変心地よい湯浴みとなりました。

弾丸ツアー ぬかびら編

先週に引き続き、この週末も北海道に出かけてきました。
今回は、ぬかびらでまったりと過ごしてきました。

朝一番の飛行機で帯広に着き、まずは温泉ということで、「ローマノ福の湯」に入浴しました。

「ローマ」の温泉ということで、テルマエ・ロマエを連想してしまいますが、実際は純然たる日本の温泉銭湯です。湯船で溺れても、古代ローマに行くことはできなそうです。(笑)

帯広らしいモール泉が掛け流されており、泡付きもあって大変気持ちの良い湯でした。

ぬかびらでは、いつも通りぬかびらユースに泊まります。この日は氷瀑祭りツアーがあり、10年ぶりに参加することができました。以前よりも作りが凝っていて、なかなか楽しめました。

帰りに見た三国峠の夜景も幻想的で良かったです。

翌日は、ガイドセンターさんのタウシュベツツアーに参加しました。この日は、湖上に立ち入ることができる最終日のためか、気温もそれほど低くなく、天気も良くて快適な時間を過ごすことができました。

帰り際には、なんとフクロウを見ることもできました。

ツアーの後は、ユースの温泉にまったりと浸かって帰路につきました。
今回もお世話になりました。ありがとうございます。


せんべぇ (2012年03月16日 23時37分)
ご利用ありがとうございました。
帯広の『ローマの泉』はぜひ『テルマエ・ロマエ』で取り上げてほしいですね。だいぶ前に一度入りましたが、1階が駐車場、2階が浴場という構造と、隣の食堂にとても惹かれました。

情報システム部(2012年03月17日 00時04分)
隣の食堂は確かに気になりましたね。
どこか怪しげな雰囲気がいい感じでした。

オホーツクの流氷2

今日は、知床方面に足を延ばしてきました。
天気も快晴で、流氷三昧の一日を過ごすことができました。

斜里の宿からの景色です。
流氷がビッシリ接岸しています。テンションも上がります。

宿を出発して、まずは以久科原生花園へ。

こちらは斜里の有名な直線の道です。

ここからはどこまでも続く流氷を一望できます。

峰浜では、だいぶ詰まった流氷を見られました。

遠音別では海岸まで下りることができ、流氷を間近で楽しめました。

オシンコシンの滝でも、流氷はバッチリ見えます。

ウトロのプユニ岬です。
ウトロの町と流氷を一望できます。

フレペの滝では、知床連山が雄大な眺めを演出してくれます。

最後は、峰浜で夕日と流氷を鑑賞しました。

僅か2日間の旅でしたが、内容はものすごく充実していて大変良い経験ができました。

オホーツクの流氷

またまた久しぶりの更新となります。

2月は仕事が非常に忙しくて、なかなかヒマがありませんでした。
ようやく一段落したので、ご褒美というわけではないのですが、オホーツクの流氷を見に来ています。
なかなかすばらしい流氷をみることが出来たので、東北旅行の記事の途中ですが少しご紹介します。

今回は今日明日の1泊2日の弾丸ツアーです。
目的はただ一つ、「流氷をみる」ことです。

昨日までは南風の影響で流氷は沖に流されていたようなのですが、今日網走に着いてみるとなんと流氷があるではありませんか!

早速、砕氷船「おーろら号」に乗りこみます。

カモメやもう一艘のおーろら号を共に、流氷を思う存分楽しむことが出来ました。

能取岬にも流氷はバッチリありました。

今日のシメは、小清水のフレトイ海岸で夕日と共に流氷を楽しみました。
とにかく大満足の一日となりました。

酸ヶ湯温泉 (北東北冬の旅 (その4))

この日の宿泊は、ヒバ千人風呂で有名な酸ヶ湯温泉です。

酸ヶ湯は八甲田の山中にある歴史ある温泉で、いかにも温泉場というムードがあります。とても雪深いところなので、部屋の窓から外を見ると、雪が山になっていました。今現在、積雪量が4m以上らしいので、このときよりもさらに雪が積もっていると思われます。

温泉は、混浴のヒバ千人風呂と男女別の小浴場「玉の湯」があり、どちらも酸性硫黄泉です。

ヒバ千人風呂の入り口(浴室内は撮影禁止です)

白濁した酸味のあるお湯がドバドバと掛け流されており、大変気持ちの良い湯浴みを楽しむことができます。

ヒバ千人風呂は混浴ということもあり、女性の方は抵抗があるかもしれませんが、朝夕1時間ずつ(8時~9時、20時~21時)女性専用時間帯があるので気兼ねなく楽しめると思います。

ヒバ千人風呂の中は、「冷の湯」「熱の湯」「四分六分の湯」「湯滝」があります。
「冷の湯」でかけ湯をし、一番広い「四分六分の湯」で開放感を楽しみ、「湯滝」で肩こりをほぐし、足元湧出の「熱の湯」で湯を心ゆくまで楽しむことができます。

なお、「酸ヶ湯」の名の通り酸性が非常に強い(PH1台)泉質なので、湯が目に入るとムスカ状態(笑)になるので、ご注意ください。


しげ (2012年02月03日 19時33分)
良い温泉のようですね、建物の概観もすばらしいです。

私は昔昔に混浴で夜中に長風呂(特別な意味合いはなくーーー)でのぼせてしまい、湯当たりし仕事を休んでしまいました。
その温泉は
上原謙と高峰三枝子がCM(JR?国鉄?)でもやってた
「いい日旅立ちフルムーン旅行」のポスターの温泉で
法師温泉 長寿館
http://www.houshi-onsen.jp/
この温泉も良い湯でしたよ。

情報システム部(2012年03月03日 21時37分)
返信が大変遅くなってしまい、すいません。

法師温泉、いい温泉ですよね。
自分も一度宿泊したことがあります。

足下から新鮮なお湯が適温でプクプク沸いてくるので、大変気持ちよくてついつい長湯してしまうのも仕方ありませんよね。


流れ星☆ (2012年02月04日 15時23分)
昔昔 行ったことがあります。
「部屋にはテレビはありません。お湯の酸ですぐに壊れてしまうので。」と聞いて さもありなん と思われるイオウのにおいでした。

情報システム部(2012年03月03日 21時41分)
返信が大変遅くなってしまい、すいません。

今はテレビがついています。
(湯治部の部屋については不明ですが・・・。)

もちろん、お湯の酸性は変わらないので、費用面では大変でしょうね。


北東北冬の旅 (その3)

青森駅に到着しました。

今宵の宿である酸ヶ湯温泉に行くまでやや時間があるので、三内温泉に立ち寄ります。

三内温泉へは青森市営バスで行くことができますが、青森駅から少し歩いたところにある「古川」というバス停から乗車します。

「古川」のバス停へは古川市場という市場のある通りを抜けると近いのですが、今年の青森は雪が多いので、いつもよりやや時間がかかりました。

雪の行き場がないのか、交差点の真ん中に雪が山積みになっていました。大変です。

そんな中やってきた三内温泉ですが、やはり素晴らしいです。
夏に来たときは汗が止まらなくて大変なことになりましたが、真冬でも汗がダラダラ出ます。でも、外が寒いのでこのポカポカ感がたまらなく心地よいです。

北東北冬の旅 (その2)

朝起きてみると、そこは一面の銀世界でした。といいますか、かなり吹雪いていました。一晩寝るだけで、こうも違う世界に来られるとは何か不思議な感覚です。これも夜汽車ならではの楽しみです。

八郎潟駅

森岳駅

除雪作業も大変そうです。ご苦労様です。

雪の降り方がなかなかなので相当遅れるかと思われましたが、意外と健闘し、20分程度の遅れで終点青森に到着しました。

青森は意外なことに晴れていましたが、ホームには雪が積もっていて北国に来たなと感じさせてくれます。

北東北冬の旅 (その1)

「概要」の記事でも書きましたが、個人的な旅のツボがいくつかありまして、その代表的なものが「夜汽車」「雪景色」「温泉」です。

これらを組み合わせた旅をするのが大好きで、冬になるとどうしても北東北に足が向かいます。というわけで、今回の旅も夜汽車に乗って出発です。

乗車したのは、寝台特急「あけぼの」です。

昨年末の紅白歌合戦のトリは石川さゆりの「津軽海峡冬景色」でしたが、今や「上野発の夜行列車」は僅かしかなく、そのうち青森行きの列車となると、この「あけぼの」ただ1本だけです。時代の変化を少し寂しく思いながら乗り込みます。

今回は、奮発してA個室寝台車の「シングルデラックス」を利用してみました。

個室内には洗面台やテレビも設備されています。(残念ながら、テレビのサービスは終了してしまったようです。)

ベッドの寝心地も良く、枕の位置から窓を見上げたとき、星空が大変美しくて印象的でした。これも夜汽車ならではの楽しみといえるのではないでしょうか。

北東北冬の旅 (概要)

成人の日の3連休を利用して、北東北に出かけてきました。
旅先からケータイを使ってある程度ご紹介してきましたが、ここで改めて紹介させていただきます。

雪景色に温泉の組み合わせがツボのせいか、ここ数年、毎年この時期に北東北に出かけています。
今回は以下のような行程で出かけてきました。

1日目
自宅 – 大宮 – (特急あけぼの) – 車中泊

2日目
– (特急あけぼの) – 青森 – (バス) – 三内温泉 – (バス) – 青森 – (送迎バス) – 酸ヶ湯温泉泊

3日目
酸ヶ湯温泉 – (送迎バス) – 青森 – (奥羽本線) – 弘前 – (バス) – 百沢温泉 – (バス) – 嶽温泉泊

4日目
嶽温泉 – (バス) – 弘前 – (五能線) – 五所川原 – (津軽鉄道) – 金木 – 津軽三味線会館 – 斜陽館 – 金木 – (津軽鉄道ストーブ列車) – 五所川原 – (バス) – 新青森 – (東北新幹線) – 新花巻 – (送迎バス) – 大沢温泉泊

5日目
大沢温泉 – (送迎バス) – 花巻 – (バス) – 台温泉 – (バス) – 花巻 – (バス) – 宮沢賢治記念館 – (バス) – 花巻 – (東北本線) – 盛岡 – (東北新幹線) – 大宮 – 自宅