温泉津温泉 (出雲・石見の旅 その4)

この旅のシメは、前から行ってみたかった温泉津温泉です。

今回は、温泉津温泉に2つある外湯「元湯」と「薬師湯」に立ち寄りました。
元湯は、温泉津温泉といえばここというくら有名な共同湯で、この日も沢山の客で賑わっていました。泉質は含土類食塩泉で、非常に濃厚なお湯が掛け流されています。床や浴槽が茶色くなっていて、成分が濃厚であることを伺わせます。浴槽は3つに仕切られており、そのうちの一つは湯温が48度くらいあって入ることができませんでしたが、他の2つの浴槽で熱めの濃厚なお湯を楽しむことができました。

薬師湯は元湯の斜向かいにあり、独自源泉の濃厚なお湯を楽しむことができます。番台で料金を支払うと、温泉の入り方について詳しくレクチャーしてくれました。曰く、はじめは1分くらい浸かってすぐに出て少し休み(温泉が濃厚なので体を慣らす意味合いがあるそうです。)、その後も2~3分くらいの入浴を数回繰り返すとのことでした。(記憶が曖昧のため、若干間違いがあるかもしれません。)

浴室は、こちらも濃厚な成分によって浴槽や床が茶色く変色しており、やや熱めのお湯がこんこんと掛け流されていました。さきほどのアドバイス通りに入浴して、素晴らしいお湯を堪能することができました。

食塩系の非常に濃厚なお湯なので、湯上がり後はベトつくかなと思いましたが、全くそんなことはなく逆にさらりとした感じになり、爽快でした。

どちらもまた訪れてみたい名湯で、よい旅の締めくくりとすることができました。

出雲・石見の旅 その3

久しぶりの更新です。
出雲・石見の旅の後も、旅行強化月間というわけではないのですがあちこち出かけていて、更新が滞ってしましました。そちらの記録についても後ほど公開したいと思っています。

さて、出雲・石見の旅の続きです。
三瓶温泉でまったりとした一夜を過ごした後は、近くの石見銀山に立ち寄ってみました。石見銀山は2007年に世界遺産に指定された鉱山遺跡です。16世紀から17世紀の全盛期には、世界の銀の流通量の3分の1を占めるくらい隆盛を誇ったそうです。

石見銀山へのアクセスは、石見銀山世界遺産センターの駐車場に車を駐めて、シャトルバスで麓の街まで行きます。(紅葉の時期の大雪高原温泉や銀泉台と同じような方式です。)また、石見銀山世界遺産センターでは石見銀山の歴史を詳しく知ることができ、写真のような銀貨のレプリカを見ることもできます。

麓の街からは、龍源寺間歩という実際の坑道の跡をレンタサイクルで目指します。緑豊かなのどかな道を、のんびりと進みます。

龍源寺間歩は江戸時代の中頃に開発されたそうで、内部は当時のノミの跡がそのまま残っています。内部は非常に涼しく(むしろ寒いくらい)、あまりの温度差に風邪をひきそうになりました。

龍源寺間歩を出ると再び真夏の熱い日差しに晒されてちょっと疲れたので、お茶屋さんでサイダーを飲んで一休みしました。

レンタサイクルの発着場のあたりも写真のようにのどかな風景で、癒やされました。

今回はそれほど時間がとれなくてゆっくり見学できませんでしたが、当時の時代背景などを勉強してから再訪してみたいなと思いました。