北東北冬の旅 (その6)

岩木山の麓、嶽温泉を楽しんだ後は、五所川原市の金木を目指しました。
金木は太宰治の生誕地として有名で、また津軽三味線発祥の地としても知られています。

まずは、弘前駅から五能線に乗って五所川原駅を目指します。

五所川原からは津軽鉄道に乗り換えて金木まで行きます。
津軽鉄道の五所川原駅の駅舎は、かなりレトロでタイムスリップしたような感覚になります。

金木では、まず津軽三味線会館を訪れました。ここでは、津軽三味線の生演奏を楽しむことができます。生で聞く津軽三味線は大変味わい深く、心地よいです。生の津軽三味線を聞くまでは、民謡や(いわゆる)純邦楽にはあまり興味が無かったのですが、最近は津軽三味線のCDを購入して聴くぐらいはまっています。津軽三味線の音色には、日本人のアイデンティティを刺激する何かがあるような気がしています。

次は、太宰治の生家斜陽館です。

こちらは、太宰治の作品や生涯に関する展示と、生家である斜陽館内部の各部屋をガイドさんの案内付きで丹念に見ることができます。どの部屋も大変作りが凝っていて、当時の津島家の裕福さがよくわかる内装でした。

金木からの帰りは、ストーブ列車に乗車します。
ストーブ列車は旧国鉄から払い下げられた旧型客車にダルマストーブを設置したもので、もともと一般のお客さん用に使われていましたが、今では観光列車として全国から旅行者が訪れる名物になりました。

ストーブ列車はこの日も盛況で、いいムードでした。
今後も末永く走り続けてほしいものです。